【FlutterFlowトラブルシューティング】「画面遷移ができない!」を解決する3つのチェックポイント

FlutterFlowでアプリ開発を進めていると、誰でも一度は「ボタンを押しても画面が切り替わらない!」という問題に直面するかもしれません。これは、設定のどこかに小さな見落としがあることがほとんどです。

今回は、画面遷移(Navigate)が正しく動作しないときの、よくある原因と解決策を3つご紹介します。このチェックポイントを順番に確認していけば、きっと問題が解決するはずです!

1. アクション設定を再確認しよう

画面遷移は、ボタンなどのウィジェットに「アクション」を設定することで実行されます。まず、画面遷移させたいウィジェット(例:ボタン)を選択し、右側のプロパティパネル上部にある**「Actions」**タブを開いてみましょう。

  • アクションが設定されているか?: 「Add Action」をクリックして、**「Navigate To」**が追加されているかを確認します。
  • 遷移先が正しいか?: 「Navigate To」の横にあるドロップダウンから、正しい遷移先の画面が選択されているかを確認します。
  • 即座に遷移するか?: Maps Toのすぐ下にある**「Action Type」**がMaps Toになっているか確認しましょう。もし、Maps BackDismissなどの別のアクションが設定されている場合は、意図した動作になりません。

2. ウィジェットの親子関係をチェックしよう

画面遷移のアクションは、ボタンだけでなく、そのボタンを含む親ウィジェットにも設定できます。しかし、子ウィジェットにも同じようなアクションが設定されている場合、意図しない挙動を引き起こすことがあります。

たとえば、リストアイテム全体に遷移アクションが設定されているにもかかわらず、そのリストアイテム内のボタンにも別の遷移アクションが設定されている、といったケースです。

このような場合は、ウィジェットツリーを確認し、親ウィジェットと子ウィジェットのアクション設定が競合していないか確認しましょう。不要なアクションは削除することで、問題が解決する場合があります。

3. ウィジェットが画面からはみ出していないか確認しよう

意外と見落としがちなのが、ウィジェットのサイズ設定です。特に、ColumnRowの中にウィジェットを配置する際、画面からはみ出してしまっていると、タップイベントが正しく認識されず、アクションが実行されないことがあります。

画面からはみ出しているかどうかは、プレビュー画面や実行中のアプリで確認できます。

  • 画面のサイズ設定: ContainerSizedBoxなどのウィジェットで、サイズを適切に指定することで解決できます。
  • Expandedウィジェットの活用: ColumnRowの子ウィジェットにExpandedを適用すると、利用可能なスペースに合わせて自動的にサイズが調整されるため、はみ出しを防ぐことができます。

これらのチェックポイントを一つずつ確認することで、画面遷移の問題はほとんど解決できるはずです。もし解決しない場合は、コミュニティフォーラムで質問してみるのも良いでしょう。開発者コミュニティは、初心者にもとても親切ですよ。